都内飲食業関係者様向け商談交流会バスツアー|JA東京アグリパーク

都内飲食業関係者様向け 商談交流会バスツアー

平成30年11月28日(水) 主催:JA東京アグリパーク

 平成30年11月28日、JA東京アグリパークでは都内の飲食業関係者様を対象とした商談交流会バスツアーを開催しました。ご参加頂いた12店舗の飲食業関係者様には、圃場見学やJA直売所視察などを通して都市農業の魅力を肌で感じて頂くとともに、今後それぞれのお店で地場産農畜産物を一層ご利用頂くために、さまざまな意見交換の場を持たせて頂きました。その行程の一部をご紹介します。

今回のツアーにご参加頂いた飲食業者様(順不同・敬称略)
炉ばた あかべこ(西多摩郡) 民話の宿 荒澤屋(西多摩郡) 中国料理 新橋亭(港区)
和フレンチ Komorebi(練馬区) hoccori*café(立川市) Wine Terrace Yu-me(府中市)
銀座 神籬〜ひもろぎ〜(中央区) レストラン けんぞう(西東京市) 新宿御苑 売店(新宿区)
新宿御苑 レストラン ゆりのき(新宿区) 新宿御苑 カフェ はなのき(新宿区) 清水屋(東村山市)
JA東京アグリパーク(新宿)を出発
「みらい清瀬新鮮館」(清瀬市)へ到着

 今回、商談交流会バスツアーの一行が訪れたのは、東京都の東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市の4市を事業区域とする農業協同組合、JA東京みらいのみらい清瀬新鮮館です。
 都市近郊でありながら高い生産力を誇り、ニンジンやキャベツ、果樹類などさまざまな農畜産物が育てられています。

到着後、さっそく近隣の圃場へ
生産者から栽培状況を直接説明
普段目にする機会の少ないハウスの中もじっくり観察
参加者からは、野菜ごとの収穫時期や量、栽培方法などについて色々な質問が寄せられました

まずは清瀬市内で農業を営む生産者の圃場を見学させて頂きました。

 市内6か所で合計約1.8ヘクタールの農地を持つ山下さんは、市場出荷品(キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草)の他、圃場の規模や特色にあわせて多種多様な作物を育てています。

 JA直売所(みらい清瀬新鮮館)から徒歩1分の距離にあるこの畑では、ダイコン、ほうれん草、小松菜、カブ、白菜、春菊、サニーレタス、玉レタス、玉ネギ、トウモロコシなどを季節に合わせて栽培。毎朝採れたての新鮮な野菜が、そのまま直売所へ運びこまれます。

 直売所で売られる農畜産物の最大の魅力が、他では真似のできないこの新鮮さです。

 また、近隣住民がいつも目にする生活圏内で育てられるため、“生産者の顔がわかる安心感”も都市農業の大きな特徴です。

みらい清瀬新鮮館店内へ

続いては、JA東京みらいの農産物直売所の一つ、「みらい清瀬新鮮館」を視察。

 参加した飲食業関係者の方々は、店内で販売されている野菜や果物の鮮度を直に手に取って確認。
 その場でご購入され、持ち帰られる方もいらっしゃいました。
 そして、参加者同士で店内で販売されている生産品や加工品をどのように活用できるか、思案している光景も....。

会議室へ移動
昼食タイム

直売所の視察を終えた一行は「みらい清瀬新鮮館」上階の会議室へ。

 JA東京みらいの直売所担当職員から「みらい清瀬新鮮館」の概要を紹介させて頂いた後、お待ちかねの昼食タイムです。

 昼食のお弁当に添えられたのが、JA東京みらいの職員手作りのけんちん汁。
 ニンジン、里芋、大根、ゴボウ...、地場で収穫されたばかりの新鮮な食材の味を参加者の皆さまにお愉しみ頂きました。

意見交換会スタート

 午後の意見交換会は、商談交流会バスツアーの参加者12名様のほか、東京都産業労働局農林水産部食糧安全課やJA東京アグリパークの担当者を交えて行われました。

 そして、意見交換会のスタートです。
 今回の商談交流会バスツアーに参加して頂いた12店舗の皆さまから自店についての紹介の後、今後の食材の仕入れ方法やJAに対するご要望について、たくさんの貴重なご意見を頂きました。

参加者の皆さまから頂いたご意見(一部抜粋して掲載)

「変わった食材、珍しい食材があれば、もっと取り入れていきたい。情報がほしい」

「JAの直売所で売られている生産品は確かに新鮮。市場やスーパーと比べてもかなり違う気がする」

「現在食材を仕入れている農家さんに跡継ぎ(後継者)がいないので、今後の仕入れを心配している。JAや直売所が仲介してもらえないだろうか」

「お店で出すメニューに地場産品が使われていることを知ると、多くのお客さんが喜んでくれる」

「自分で直売所へ直接買いに出掛けることによって、変わった野菜に出会えたり、生産者さんに出会えたり、いろんな出会いがある」

「かつては地方から鶏肉を取り寄せていたが、近所の秋川産に切り替えた。鮮度が全然違う」

「農家さんと出会いためのイベントをやってほしい」

「これまで野菜はスーパーで購入していたが、これから(今回の参加をきっかけに)JAの直売所からいろいろ仕入れていこうと思う」

「これまでもJA東京アグリパークを利用して、いろいろ紹介を受けて食材購入をしている。内藤唐辛子、内藤カボチャなど、地元新宿発祥の野菜を使っている」

「普通の八百屋では東京産は手に入りにくい。旬の野菜をひとまとめで送ってもらえる方法があれば、東京産の野菜を仕入れていきたい」

「SNSなどを利用して、JA東京アグリパークに入る野菜の情報発信をしてほしい。新宿まで運んでくれれば、買いに行くことが出来る」

 これら貴重なご意見に対して、主催者側からも意見交換をさせて頂きました。
 今後、東京産の農畜産物のさらなる利用拡大に繋がるように、飲食業関係者様から今回頂いたご意見に応えるべく様々な試みをして参ります。ぜひご期待ください。

JA東京アグリパーク